画家 佐藤潤

画家 佐藤潤のブログです。

2011-01-01から1年間の記事一覧

新潟と言えば朱鷺です。

新潟三越での個展に出展する作品「朱鷺」です。 朱鷺の学名はニッポニア・ニッポンであることから 「日本を象徴する鳥」と言われています。 新潟の県の鳥です。 各都道府県には、郷土を代表する県の花、県の木、県の鳥が定められていますので 宜しければお住…

ゆく年来る年を絵にしてみたら

新潟三越での個展に出展予定の新作「行歳来歳図」です。 この作品は江戸時代後期に描かれた伊藤若冲の「伏見人形図」、 大正時代に描かれた井澤寛州の「托鉢行帰図、 室町時代に描かれたお伽草紙「十二類絵巻」、等を参考に描きました。 十二支すべてを一つ…

花と虫たち

こつこつと絵を描く日々です。 京都府立植物園に散歩に行きました。 写真はダリアとハラビロカマキリです。 花とカマキリの組み合わせは若冲風したかったのですが ダリアでは風情がないかもしれません。 偶然に見かけたホトトギスとツユムシの組み合わせ。 …

京都・深草、石峰寺を訪ねて

石峰寺 - 京都伏見 黄檗宗百丈山 五百羅漢 長年、訪ねてみたいと思っていた石峰寺に行ってきました。 こちらには伊藤若沖の墓と若冲が下絵を描き、石工たちに彫らしたという、 石仏群、五百羅漢があるのです。 若冲が最晩年を過ごしたこのお寺では有名な絵が…

極北の楽園

新潟三越での個展に出展する新作「ポーラベア」です。 作品についての詳細はこちらでどうぞ。 ホームページ移転のお知らせ - Yahoo!ジオシティーズ新潟三越では初めての展覧会です。 新潟に行くのを楽しみにしております。 This is JUNSATO'blog. The profil…

氷河期の時代の鹿は大きかった。

新潟三越での個展に出展する新作「Deers」。 鹿の絵です。 中央に描いているのは、氷河期の時代(200万年前〜1万2000年前)に マンモスなどと生きていた鹿、 オオツノシカです。 最大のものでは肩高約2.3m、体長3.1mに達した大型のシカで 角の差し渡しは最大…

横浜3daysを終えて

横浜市・東急たまプラーザにて個展を開催中です。 三連休、在廊しておりました。 たまプラーザでは4度目ということもあり、 スタッフやお客様が暖かい雰囲気で迎えてくださり 本当に嬉しかったです。 僕の来場にあわせて遠方より駆けつけてくださるお客様が…

日本がつくった霊獣たち(スイサイ・水犀)

北野天満宮の水犀(スイサイ)です。 かつて生き物はそのほとんどが未知でした。 サイは今では動物園にかならずいる 子どもでも知っているメジャーな動物ですが 江戸時代の日本の人々でサイの姿を見たことのある人は居ませんでした。 しかしサイの角は漢方薬…

東急たまプラーザで4回目の個展

横浜市の東急たまプラーザ店にて個展が始まりました。 こちらの会場では4度目の個展です。 東急たまプラーザ駅に隣接している百貨店で、 一周年を迎えた、たまプラーザテラスのなかにあります。 現在記念イベントが開催中とのことです。 渋谷から東急田園都…

ユピテルの娘達

明日から横浜市の東急たまプラーザにて個展を開催します。 DM作品は「ユピテルの娘たち」。 夜空一杯に広がる星と3羽のオオフラミンゴの絵です。 この3羽のオオフラミンゴを三美神に見立てて描きました。 愛、慎み、美を司る3人の女神です。 額縁に入ってい…

自転車の特訓

夏の初めから息子の自転車の練習をしてきました。 補助輪をつけて乗れるようになったら、補助輪を外しますが その時、ペダルも外すのがポイントでした。 ペダルがない状態の自転車でバランス感覚をしっかり見に付け 両足をあげて乗れるようになったら ペダル…

北野天満宮・瑞饋(ずいき)祭

京都の奇祭の一つ、北野天満宮・瑞饋(ずいき)祭に行ってきました。 屋根はずいき芋(里芋の茎〕で葺き、 神輿の各部はすき間もなく穀物や蔬菜(そさい)・湯葉(ゆば)・麩(ふ) などの乾物類で覆われています。 御輿の四面には、謡曲や昔話から採った人…

ハラビロカマキリ

自分のカマをのお手入れするハラビロカマキリ。 右も、左もちゃんとお手入れ中。自転車で出かけようと思ったら、道を歩いているカマキリを発見。 車にひかれそうだったので、うちの庭に逃がしました。 すごくかわいい。 出かける用事も忘れてしばらくカマキ…

神獣としての象

東急たまプラーザでの個展に出店予定の作品「白象図」です。 僕は象の魅力をもっと多くの人に伝えたい、といつも思っていて 個展では「白象図」を出展するようにしています。 白象といえば佐藤潤。 という風に僕のことを覚えて頂きたいからです。 皆さんは象…

鸚鵡(おうむ)

東急たまプラーザでの個展の為に描いた作品「鸚鵡」です。 飼い鳥と生け花を花鳥図として描く手法は中国の絵画に見られます。 作品「鸚鵡」は若冲の「鸚鵡図」の構図で描いていますが ところどころ僕なりの発想で描いています。 一番大きな違いは、飼い鳥の…

雨竜(あまりょう)

短冊・雨竜(あまりょう) こつこつと絵を描く日々です。 雨竜(あまりょう)は若冲や北斎も描いています。 想像上の動物で龍の一種で天に昇って雨をふらせる竜で、 めでたい前兆をもたらし幸運を呼ぶといわれています。 今回僕が描いた竜の構図は若冲のもので…

葡萄と栗鼠

作品「葡萄」 10月6日(木)から始まる神奈川・東急たまプラーザでの個展出展作品(小品)です。 葡萄と栗鼠の組み合わせは、多幸・多産の吉祥として古来から描かれています。 葡萄は生食の他にレーズンにしたり、お酒にしたり、お菓子の材料になったり 世界…

特別展「OCEAN 海はモンスターでいっぱい」

大阪市自然史博物館にて開催中の特別展「OCEAN 海はモンスターでいっぱい」に 行ってきました。 http://oceanmonster.jp/ 三連休ということで子どもづれの方で一杯でした。 オサガメの子どもです。 僕が描いたオサガメです。 リュウグウノツカイなど。 今回…

新歌舞伎座 新開場一周年記念 九月松竹大歌舞伎

大阪上本町にある新歌舞伎座の 新開場一周年記念九月松竹大歌舞伎を観にいかせて頂きました。 僕の後ろの写真は中村橋之助さん、武蔵坊弁慶です。 すごくかっこいいですね! 僕は夜の部に行かせて頂いたので 『双蝶々曲輪日記—引窓』『お祭り』『一本刀土俵…

本当の星

昨夜は京都府立植物園にて名月観賞会があり、 息子を連れて少しだけ見に行ってきました。 北大路大橋のあたりで大変美しい月が見えました。 車のヘッドライトにも負けない立派な輝きです。 植物園の大芝生で息子と夜空を眺めていると息子が 「あのな、ほしは…

ご報告:お月見ワインの会を開催しました。

昨日、京都市上京区のランデヴーギャラリーにて 「お月見ワインの会」を開催致しました。 会では、重陽の節句などのお話をさせて頂き、菊花酒を皆で楽しみました。 作品「野兎」そして作品「月兎図」を飾りました。 各方面で活躍中の女性アーティストのお二…

重陽の節句(アンチエイジング効果)

昨日は重陽の節句でした。 僕のジャパネスクシリーズではこの重陽の節句にちなんだ作品を描いています。 重陽の節句とは、、五節句の一つで邪気を払い長寿を願って、 古来より菊の花を飾ったり、菊の花びらを浮かべた酒を酌み交わして 祝っていました。また…

月虹(げつこう)、月暈(つきがさ)

昨夜、月の周りに虹の輪ができる月虹(げつこう)、月暈(つきがさ)を見ました。 中秋の名月が近づき、月は日増しに大きくなってゆきます。 土曜日にはお月見をしますので是非ご参加お待ちしております!

冠水した北大路橋

今朝撮影。冠水した北大路橋です。 避難する鴨たち。 大変な雨量でした。 皆様大丈夫でしたでしょうか。 心配です。

心斎橋大丸美術画廊にて

「象鯨図」の前で。 DM作品の「The world」

心斎橋初日

心斎橋大丸での個展が始まりました。 昨日は会場へ行っておりました。 夜にはお食事会を催して頂き、 中華料理を食べながら、お客様と楽しいひとときを過ごさせて頂きました。 明日からまた会場へ参っております。 皆様のご来場をお待ちしております!

「The world」そして「象鯨図」

ホームページ移転のお知らせ - Yahoo!ジオシティーズ ホームページ移転のお知らせ - Yahoo!ジオシティーズ 4日後に始まる心斎橋大丸美術画廊での個展では 鯨を描いた新作を2点出展します。 東京海洋大学水産資料館への寄贈、そして作品展などがあったせいか …

「百獣の楽園-美術にすむ動物たち-」

http://www.kyohaku.go.jp/jp/tokubetsu/110716/ 京都国立博物館にて開催している「百獣の楽園-美術にすむ動物たち-」に行ってきました。 とても面白かったのでおすすめです!

唐獅子談義をもうひとつ

昨日、ご紹介した「唐獅子牡丹」のお話ですが、 意外にも周囲からの反響がよかったので、 今日も唐獅子談義をさせて頂こうと思います。 唐獅子はライオンをもとに中国文化がうみだしたものです。 中国にはライオンはおりませんでしたから他国との交流の中で …

強者の心のよりどころとは?

心斎橋大丸美術画廊にて8/31より開催する個展に出店予定の 作品『唐獅子』です。 この作品ではいわゆる「唐獅子牡丹」を描きました。 唐獅子と牡丹という組み合わせには2つの意味合いがあります。 まず1つめ 獅子は「百獣の王」、牡丹は「百花の王」この二つ…