画家 佐藤潤

画家 佐藤潤のブログです。

日本をもっと楽しもう



Japanesque5シリーズの絵を掛軸に掛けてみました。
掛軸は丸めるととても小さくなるので仕舞うのにとても便利が良いです。
この「仕舞う」ということは、実はとても日本人らしいことだと僕は思います。
例えば、朝起きて、布団を押し入れに片付けたりすることから
季節ごとに衣替えをすることまで、
「仕舞う」ことは私たちの日常生活に深く関わっています。
季節ごとの飾りも、出したり、仕舞ったり、年中しているとそれだけで
気ぜわしくもありますが、巡る季節のなかで感じたことを
暮らしのなかに取り入れたい気持ちが湧いてくるのは
日本人らしいの感性なのではないかと思います。
でもなにかと忙しい現代人なので、
簡略化出来るところは「見立て」の技を使います。
限られた空間や手持ちのものを上手く使って、
より便利に、そして自由な発想で「季節を飾ること」を楽しんで行きたいです。