画家 佐藤潤

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新作紹介「獅子白象図」12号


新作「獅子白象図」です。
釈迦三尊では釈迦如来の脇佛である普賢菩薩が白象に乗っており、文殊菩薩が青獅子に乗っておられます。
この作品では、菩薩は描いておりませんが、仏教の世界観を動物の主に描いてみました。
白象と青獅子の間には二つの浄土を分ける河が流れており、青獅子の背景には滝、牡丹を描きました。これは文殊の浄土の世界である石橋の世界を描いています。
青獅子は家族で描きました。
描いている鳥は相思鳥(そうしちょう)です。
つがいのオスとメスを分けてしまうとお互いに鳴き交わしをする様子から、相思鳥と言われているそうです。

この写真は京都御苑の中にある宗像神社の稲荷社の木鼻彫刻です。
神社なのですが、仏教的な彫刻がほどこされているのが面白いと思います。

この作品は7月16日(水曜日)から開催される個展に出展予定です。