画家 佐藤潤

画家 佐藤潤のブログです。

乞巧奠(きっこうてん)を楽しむ


昨日より、玄関では七夕のしつらえに変わりました。
僕が描いた作品「七夕」とともに梶の葉、七夕飾りを自分で作って飾っています。
七夕(たなばた)は、平安時代には「乞巧奠(きっこうてん)」とも呼び、宮中や貴族の家庭で広く行われた年中行事です。

(風俗博物館 乞巧奠の祭壇 展示)
角盥に水をはり、水面に映った星を眺め、祭壇には針糸、弦楽器などを供えて技芸の上達を願いました。また梶の葉に願い事を書いて、五色の糸で吊るしました。これが現在の七夕笹に吊るす五色の短冊の原形です。古代は紙の替わりに「梶の葉」を用いました
「梶の葉」は葉に細かな毛があるので墨がのりやすいようです。