画家 佐藤潤

画家 佐藤潤のブログです。

海辺の生き物たちをご紹介します。

今回、宮古島で出会った海辺の花と鳥をご紹介します。

九州南部や沖縄諸島の海岸に生えるキランソウの仲間、ヒメキランソウ八重山金瘡小草)です。
漢字名に八重山とあるのですが、熱帯らしい風情ではなく雰囲気はスミレに似ていおり、可憐な花です。

こちらは海岸に生育する海浜植物、ハマボッス(浜払子)です。
ハマボッスは特に沖縄や熱帯の花ではなく、広範囲で見られるものですが
オキナワシャリンバイに似ているせいか、
僕はこの花を見ると沖縄だな、、と思ってしまいます。

イソヒヨドリ(磯鵯)です。
この鳥には思い出があります。
沖縄での一回めの個展のときに、
沖縄のホテルで朝、このイソヒヨドリの大きな泣き声で目覚めたのです。
あまりに毎朝、僕を起こすので、
個展会場でイソヒヨドリを描きました。
それがこの作品です。

2005年制作の作品『ブーゲンビリア』です。
那覇の与儀公園でブーゲンビリアの花を取材しました。
ブーゲンビリアツマベニチョウイソヒヨドリを描いた作品です。
今回もブーゲンビリアが大変美しく咲いていました。
ツマベニチョウも花の周りを飛んでいたので
まさにこの絵の風景があちらこちらで見かけられました。
熱帯の美しい、まるで夢のような世界が現実に目の前に、
しかも当たり前のように存在していて
そのことにとても感動しました。