画家 佐藤潤

画家 佐藤潤のブログです。

暮らしの中で生まれた絵

京都に住んでいて、
週末ごとに出かける美術館や寺院からうける影響がとても強いように思います。
先週は城南宮に行きましたが、咲きはじめた梅の花の愛らしさを描くのは
僕には難しく思えるほどでした。
でもいつかきっと描くだろうと思います。

とても大切な時間です。

左:「踏歌図(ふみうたず)」

京都東山、岡崎の細見美術館が所蔵する伊藤若冲の踏歌図をベースに描いた作品です。
踏歌とは盆踊りの事で、ホオズキの盆提灯の下で蛙が盆踊りに興じています。
唄手の蛙の持つ銀杏の扇子には「福」の字が書いてあり、
6匹の蛙と併せて「福を迎える(六蛙)」の語呂合わせになっています。

右:「蓮池図(れんちず)」

夏の朝に咲く蓮の花の絵です。京都府立植物園で見る蓮の花は夏の楽しみの一つで、
夢のような美しい姿を見せてくれます。